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ビジネス向けネットバンキング ログイン時電子証明書の選択ができない場合の対処

パソコンのブラウザからログイン時、先ずパソコンに格納されている電子証明書を選択させる仕様になっている銀行がある。1つのパソコンで単独のIDを使用していれば問題無いのだろうが、1つのパソコンから複数のIDでログインする場合、複数の電子証明書がパソコンに格納されている状態になり、電子証明書選択後、IDが表示され、パスワードを入力する画面になる。ここで、ログインウィンドウを閉じる、または ログイン → 何らかの操作 → ログアウト → ウィンドウを閉じる の操作の後、再度ログインしようとすると、電子証明書選択 にならず、前回ログインしたIDが表示されてパスワードの入力待ちの画面になり、別のIDでログイン出来なくなる。再現性は100%で、必ずそうなり、出来なくなる場合があるということではない。
その場合の対処。
銀行のサイトでオープンにされている問い合わせ先に電話すると、驚いたことにOSが不安定になっている可能性がありますと言われ、OSの再起動を指示されたが、当然その必要は無い。会話を重ねるとまともな回答があり、また後刻、別の人からお詫びの電話と対処法の再説明があった。
なお、Windows10 でも Windows11 でも、またブラウザが異なっても、同じ事象が起こる。

ブラウザに依り、対処は異なる。
Edge の場合。
ネットバンキングのホーム画面で、アドレスバーの左端の鍵マークをクリック。
→ 証明書の選択 → 証明書のリセット。

Chrome の場合。
一度ブラウザを閉じて、ブラウザを再起動。
(他に方法があるかもしれない。銀行からは聞けなかった。)

Firefox の場合。
ブラウザ右上のバーガーメニュー → 設定 → プライバシーとセキュリティ
→ 履歴
FireFoxに(W) の次のプルダウンメニューで、「履歴を一切記憶させない」を選択して、ブラウザを再起動。
当然、ブラウザの設定の変更であるから、他のサイトを利用しても、「履歴を一切記憶させない」。
履歴の記憶で、ブラウザの使い勝手が良くなると思うので、ネットバンキング利用後は、設定を元に戻した。
電話で問い合わせに対応した人には、得意げに「これでこの後は大丈夫ですから」と説明を受けた。やはり、あんぐり。自分の銀行のサイトのために、ブラウザの設定を変えさせて、悦に入るのはどういう神経をしているのか。

⇒ IDにより、使うブラウザを変える運用が一番手間がかからなそう。

なお、動作環境として挙げられてい Firefox は、Firefox128 ESR。(法人向け延長サポート版)
cf.) 法人向け情報 | Mozilla Japan コミュニティポータル
  https://www.mozilla.org/ja/firefox/enterprise/#download

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